リモートワークは定着するか

日本の首都圏での通勤イメージは、ラッシュで身動きが取れない上に
各駅で乗り切れない人を駅員が背中を押して詰め込むというイメージでした。

しかも、このラッシュ・アワーを改善しようという試み、

この数十年のあいだにフレックス・タイムとかオフピーク通勤運動とか、
時差出勤とか、いろいろ新しい言葉は出来ましたが、ラッシュ自体は
一向に解消されずに継続していました。ついこの間まで。

 この春の一連の感染防止対策で、ある意味リモートワークが企業に
強制された結果、ラッシュ・アワーが改善されたという皮肉。

 そしてこれは、東京のランチ事情についても同じ。休業するレストランなどが
多かった割にコンビニなどでの行列が大幅に緩和されたのは、リモートワークで
一極集中が減ったことと、ウーバーイーツなどのデリバリ―を利用したり工夫を
する人が増えたからと思われます。

 ただラッシュに関しては、小中高校から大学まで、感染拡大防止のため
生徒が一切通学しなかったという特殊事情もあり、これは永遠に続けるわけに
いきません。ソーシャル・ディスタンスの距離を保つのは無理にしても、
あのラッシュ状態で密閉空間でずっと過ごすというのはリスクが
大きすぎるので、この先はやはり大人の方で調整するしかないと思われます。

 つまり、リモートワークが続けられる業種は出来るだけ継続して
ラッシュの混雑を減らすしかありません。そしてこれは、出来れば
新型コロナウイルスのパンデミックが終わった世界でも続いてほしいと思います。

 コロナ禍が去ったとたん、殺人的なラッシュが戻ってきたなんて
皮肉なことが起きないことを望みます。